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JOSEF SUDEK FOTOGRAFIE
Josef Sudek(ヨゼフ・スデック)
出版社:Statni Nakladatelstvi Krasne Literatury
刊行年:1956年
サイズ:17.5 x 24.5 x 2.5cm
ページ:232p
言語:チェコ文
状態:初版、ハードカバー、カバー付、布装、 スピン(栞紐)付
title:JOSEF SUDEK FOTOGRAFIE
publisher:Statni Nakladatelstvi Krasne Literatury
publication Date:1956
size:17.5 x 24.5 x 2.5cm
pages:232p
language:Czech
condition:Out of Print,First Edition,Hardcover,dust jacket,cloth covered,Silk Ribbon bookmark
Josef Sudekは、私の1番好きな写真家です。
彼の写真集で1番有名なのは本書ではありませんが、私はこの写真集が1番好きで、何度見ても完璧としか言いようがない本書は1番オススメしたい写真集です。
スデックの写真を好きになったのは”光と影の詩人”と称されている程、彼の光の捉え方が誰よりも美しかったからです。
部屋に差し込む光の橋。
教会に行かなくても彼の写真集を開くだけで神聖な気分になります。
彼の作品は、光と影の詩人と称されているくらいなので印刷はとても重要です。ですが本書は、他の写真集に比べ圧倒的に印刷が良いのです。
スデクが還暦の時に出版された写真集なので彼もしっかり色見本を見ていると思われます。
なので、彼が表現したい全てがこの本にはある気がしています。
1896年にチェコ・プラハで生まれた彼は1920年に写真家となり、第一次世界対戦で右腕を失ったせいで、第二次世界大戦では兵役を免れました。
片腕なのに大きなカメラを持って生まれ育ったプラハの街並みを撮影していましたが、第二次世界大戦当時のプラハはナチス占領下で外で写真を撮っているとスパイ行為とみなされ、捕まってしまう時代だったのです。
彼の作品は時代を追うごとにどんどんアトリエの中で撮影された物撮りのような写真に変わっていきます。
歴史を知って、そういう事だったのかと彼の背景を理解出来た時、涙が溢れそうになりました。
生まれ育ち、自分に全てを教えてくれた大好きなプラハを撮影出来なくなっても、彼は写真を撮り続け、偉大な作品を生み出したのです。
本書には、写真家として仕事をし始めた際の教会を撮影した初期の作品や、自ら機材を手作りして撮影したと言われているパノラマ作品、アトリエで撮影していた窓際のシリーズ、水が入ったコップや貝殻などの物を捉えた作品、ポートレイトと彼の作品をカテゴリーで分けず、写真の流れを考え抜かれて構成されています。
近年発売されていたカテゴリー別の写真集と比べてみれば解りますが、本書は完璧な"作品集"であり、資料写真集では無いのです。
タイトル通り「JOSEF SUDEK FOTOGRAFIE」、彼のアート全てなのです。
サイズはこぶりながら、232pと見応えがあり厚さ2.5cmにもなります。
発売された年代が1950年代なのでカバーが破れていたりと状態が悪い事が多い写真集ですが、今回販売する本書のカバーは破れておらず、経年ヤケはしていますが状態の良い写真集になっています。
写真集の表面的な美しさではなく、写真家が生きた時代を感じ、人生をも感じ、ぜひこの1冊をお楽しみください。
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