王国 domain / 奈良原一高(Ikko Narahara)
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王国 domain / 奈良原一高(Ikko Narahara)

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王国 domain / 奈良原一高(Ikko Narahara) 出版社:東京国立近代美術館 刊行年:2014年 サイズ:26.2×18.6cm ページ:131p 写真図版モノクロ90点("沈黙の庭"=60点、"壁の中"=30点) 言語:日・英文 状態:ハードカバー、展覧会図録、角当たり有、美本 title:Domain (originally translated as "Kingdom") publisher:The National Museum of Modern Art publication Date:2014 size:26.2×18.6cm pages:131p 90 plates.black and white photography.( "Garden of Silence"=60 plates,"Within the Wall"=30 plates.) language:Japanes,English condition:TOKYO,The National Museum of Modern Art.2014 Exhibition Catalogue.Used-Fine Hard Cover. Otherwise a very nice copy.168p 157 plates.black and white photography. "Garden of Silence"=60 plates,"Within the Wall"=30 plates. 戦後の1956年、初個展「人間の土地」で無名の新人だった奈良原一高が鮮烈デビューを果たし、1958年に本書の「王国」を発表しました。 「王国」は北海道の修道僧を収めた「沈黙の園」と、和歌山の女性刑務所を収めた「壁の中」という、それぞれ外部と隔絶された空間に生きる人を撮影されたものです。 個展は当時の写真評論家がこぞって「本年度の写真展の中でもすぐれたもの」と評し、同年1958年の日本写真批評家協会新人賞を受賞するほどでした。 個展後「王国」は、3冊の写真集になっています。 1971年に中央公論社の"映像の現代"シリーズの第1巻として刊行し、「沈黙の園」が37点の写真、「壁の中」が36点に「人間の土地」から32点の作品が掲載されています。 1978年には朝日ソノラマ社の「ソノラマ写真選書」の第8巻として「王国ー沈黙の園・壁の中ー」が刊行されます。 「沈黙の園」が60点、「壁の中」が30点と、沈黙の園に比重を置いた作品に仕上がっており、3冊目になる本書は東京国立近代美術館が1978年版の「王国ー沈黙の園・壁の中ー」の内容を、ほぼ踏襲して刊行しています。 東京国立近代美術館がニコンよりプリントを寄贈された際の展示にあたって刊行された本書ですが、クオリティーが高く、奈良原一高の代名詞である「パーソナル・ドキュメント」を楽しむことができます。 「女囚と男子修道院に場を置いたこのルポルタージュ・エッセイを通じて、今日を生きてゆく人間の姿勢について考えてみようとしました。」 と、本人が言っている通り、法律による強制と信仰による自主的な選択という違いはありますが、社会から隔絶され、閉ざされ世界であるそれらから、自分の内なる不安や空しさをこの「王国」の場を見つめることによって、自身の生きる姿勢について問いています。 写真を見ていると、恐怖、虚無感など押し寄せる写真が多々ありますが、奈良原さん独特のコンセプトの分かりやすさがあるので最後の奥付まで丁寧に見る事が出来ます。 奈良原さんの写真は、爆音を発しながら轟々と流れる滝のようにパンチが効いた写真ではなく、穏やかに流れる小川のようだと思っています。 心地がよいけど、考えさせられる。立ち止まらされる。社会への不安への写真行為ではなく、自らの内面に軸足を置いた姿勢の写真行為だったからなのかと思っています。 奈良原さんの写真作品の中でも、私はオススメしたいシリーズです。 本書の状態は、角に当たりがありますが、美本に近い状態です。